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僧帽筋上部

Upper trapezius

首から肩の上に広がる筋で、デスク姿勢やストレス性の肩すくめで緊張しやすい部位です。

僧帽筋上部 の模式図

やさしい解説

肩こりのときに触りたくなる肩の上の筋肉です。強く押すより、息を吐きながら肩を少し下げる練習と組み合わせると、首だけでがんばる状態を減らしやすくなります。

専門向け補足

上部僧帽筋は肩甲骨上方回旋に寄与する一方、胸郭伸展不足や下部僧帽筋・前鋸筋の出力低下があると挙上優位の戦略に傾きます。頸部伸展筋群、鎖骨運動、呼吸補助筋のトーンを同時に評価すると介入の優先順位が立てやすくなります。

解剖メモ

後頭骨上項線、外後頭隆起、項靭帯、C7-T12棘突起のうち上部線維に関連する領域。

鎖骨外側3分の1、肩峰、肩甲棘。

副神経、頸神経叢C3-C4の固有感覚線維。

機能不全パターン

  • 肩をすくめたままの呼吸
  • 頭部前方位と胸郭伸展不足
  • 肩甲骨上方回旋の代償過多
  • 長時間の画面作業後の圧痛

連鎖効果テーブル

改善対象 メカニズム エビデンス
首肩のこわばり 肩甲骨の過剰挙上を抑え、胸郭と肩甲帯の負担配分を整える ★★★★☆
頭痛様の重だるさ 後頭下筋群との緊張連鎖を下げ、頸部の入力を穏やかにする ★★★☆☆
呼吸の浅さ 肩すくめ呼吸を減らし、横隔膜と肋骨下部の動きを使いやすくする ★★☆☆☆

推奨されるリリース方法

推奨ルーティン

  1. 90秒の呼吸リリース
  2. 胸椎伸展リセット
  3. 首を強く倒さない可動域確認