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僧帽筋上部 呼吸リリース

肩の上に軽く手を当て、吐く息に合わせて肩の挙上をゆるめる低刺激のリリースです。

2分 intensity: low self pair
僧帽筋上部 呼吸リリース の実践ガイド図

やさしい解説

肩を揉みつぶすのではなく、息を吐きながら肩が下りる感覚を作ります。終わった直後に首を回すより、肩をすくめず腕を前に上げられるかを見たほうが、日常姿勢へのつながりを確認しやすくなります。

専門向け補足

局所圧による短期的な感覚入力と、肩甲骨挙上優位の運動戦略を同時に調整します。胸郭伸展・下位肋骨呼吸と組み合わせ、上部僧帽筋を単純に抑制するのではなく前鋸筋と下部僧帽筋が参加できる肩甲骨位置へ戻します。

SELF

セルフ手法

  1. 座位で足裏を床につけ、骨盤を立てすぎず軽く背骨を長く保つ
  2. 反対側の手を肩の上に置き、筋肉を押し込まず皮膚が少し動く圧にする
  3. 4秒ほどかけて息を吐き、肩が耳から離れる方向へわずかに下げる
  4. 痛みが出ない範囲で首を小さく横へ傾け、3呼吸ごとに左右差を確認する

キュー

  • 圧は皮膚が軽く動く程度
  • 首を引っ張らない
  • 吐く息を長くする
  • 終わったら肩をすくめず腕を上げられるか確認する
PAIR

ペア補助

相手は肩を押し下げる人ではなく、肩甲骨がすくまない位置を一緒に探す観察者として関わります。

セットアップ

受け手は椅子に座り、実施者は後ろまたは斜め後ろに立ちます。片手で肩甲骨上角付近を軽く支え、もう片手は鎖骨を圧迫しない位置で肩の力みを確認します。

  1. 受け手に鼻から吸って長く吐いてもらい、吐く息の終わりで肩甲骨が下がる範囲を観察する
  2. 実施者は肩を押し込まず、肩甲骨が耳から離れる方向へ1cm未満の誘導に留める
  3. 受け手が首を倒す場合は、倒す量よりも表情と呼吸が保てることを優先する
  4. 最後に受け手自身で肩を下げる感覚を再現してもらう

観察キュー

  • 実施者の圧は常に弱め
  • 受け手が息を止めたら誘導を減らす
  • 左右差は良し悪しでなく次の介入候補として扱う